幸村博inハイハイタウン

2015年5月10日
画像提供:楠木正勝殿/幸村博参加者の皆様
@ハイハイタウン進軍




















































練習に練習を重ね、いよいよ四百年を記念する幸村博開催です!
今回の舞台は大阪上本町ハイハイタウン。
子供の頃からよく遊びに来ていた商業施設なんですが、まさかここで武者イベントをやることになるとは思いませんでした^^
リハは場所の問題で初のボイラー室。
後から考えると面白かったのですが、とにかく声が届かず大変でした^^;ですが参加者皆さんのご協力で無事遂行出来ました。

そして近鉄上本町駅で出陣式、そしてハイハイタウンにて寸劇開始です!
Aコメディタッチの寸劇^^

■配役 
真田幸村 山下 
毛利勝永 毘毘 
豊臣秀頼 富楠 
淀殿(ナレーション(na)) 116 
後藤又兵衛 クロベエ 
明石全登 正臣 
長宗我部盛親 高橋
阿梅(仕込杖/十一歳) 羽々斬 
薄田隼人正 一海 

徳川家康 蹴鞠 
伊達政宗 左馬之助 
本多忠朝/井伊直政 羽々斬 
松平忠明(誕生日) きの子 

太鼓 矢舞 
太鼓補佐 りい 
法螺貝 神木 

■やられ役の先生方^^(その他の方。強制ではなく、あくまで有志) 
※順番はラスト以外は自由。 

鹿 
南雲 
マサ 
治部 
あきと 
余裕のある人全員(役割終了後の人も) 
ラスト 楠木(どこの馬の骨かわからない大先生)




na「今から四百年昔。ここ大坂において戦国時代最後の戦い、大坂の陣が繰り広げられていました」 

薄田登場。 
薄田「おのれ、家康。天王寺公園、真田山公園と二度に亘り、我ら大坂の強さを見せつけてやったと申すに・・・まだ攻め寄せるとは何たる奴か。こたびこそ・・・こたびこそ二度と大坂を攻めようとは思わぬよう、豊臣の意地を見せつけてやろう」 

家康登場。 
家康「ふはははは。ここ大坂は天下泰平のためには是が非でも手に入れなければならぬ。幼き頃より苦難を味わってきたこの家康の兵法書に諦めるという文字はないわ。ふはははは」 

毛利、後藤、明石、長宗我部登場。 
それぞれ名乗り(アドリブ) 

本多、井伊登場。 
それぞれ名乗り(アドリブ) 

本多・井伊対明石・長宗我部
本多対毛利
井伊対後藤
本多・井伊対毛利・後藤○ 














政宗「伊達政宗、推参ッ」 
アドリブで何か言上 

政宗対毛利・後藤

完敗ではなく善戦しながら劣勢。 
政宗、哄笑しながら勝ち誇る。 

家康「政宗。でかした、でかしたぞ」 
政宗「はっ」 
本多「このままこのハイハイタウン手に入れ、勢いにて大坂城まで落としましょうぞ」
井伊「それはよき思案」 

徳川勢哄笑。 
家康「ん?」 
一人の娘(阿梅)が棒を杖代わりに弱っている。 
家康「(やらしい、ではなく優しい声で)いかがいたした?」 
阿梅「どなた様でござりまするか?」 
家康「わしは家康じゃ。んん? おお、怪我をしてるのではないか・・・そなたいくつじゃ?」 
阿梅「・・・十一歳でござりまする」 
家康「それはそれは可哀想にのう」 
阿梅「ご心配いただき、かたじけのうござりまする。もう大事ござりませぬ」 
家康「しかし震えているではないか。ん? 大事ないのか?」 
阿梅「大事ござりませぬ。何ゆえ震えているかと申しますると・・・」 
阿梅、家康を振りほどく。 
阿梅「そなたを討ち取れる喜びでうち震えていたのだッ」 
家康「おのれぇぇぇ。十一歳などとサバを読みおって。まつ毛の数を歳にするとは不届き千万!」

阿梅対本多・井伊

政宗、刀を構えながら(円月殺法)「そなた・・・何者か」 

阿梅「わたくしは真田幸村が娘・阿梅。父に代わってそなたたちを打ち取る」 
政宗対阿梅
棒で対峙。 

政宗対阿梅

刀を抜いて善戦。今一歩のところで政宗逆転。 
政宗「女子を殺めたくはないが・・・戦場に出た以上は覚悟されよ」 







na「もはやこれまで、大坂の命運極まれり―。阿梅がそう思った時であった」 

幸村「待てぇぇいッ」 

na「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。颯爽とここ上本町に赤き星の如き武士(もののふ)が降り立った。その武将の名こそ――」 

幸村、舞台に駆け上がり、槍を回す。 
幸村「我こそは真田幸村、ここに参上ッッッ」 

阿梅、幸村の元に。 
幸村「大事ないか」 
阿梅「父上・・・」 
幸村「そなたは下がっていよ」 
家康「おのれぇぇぇ、幸村。天王寺公園、真田山公園、いや上田やら九度山やら全国どこでもこの家康の邪魔をしおって」 
幸村「六紋銭の旗がある限り、どこでもそなたの野望を打ち砕いてくるわ」 
家康「ふん。そなた如き、徳川の兵(つわもの)どもに敵うものか。者共、出会え、出会えッ」 

やられ役の先生方登場。 
アドリブで幸村を罵る。 

幸村、槍を構える。 
幸村「かかってこい」 

次々に幸村を襲うが、軽くいなされさっと退場。 
マサカツさん、二刀流でヘナヘナとやられてしまう。 

幸村「何だったのだ、今のは?」 
家康「最後の二刀流は・・・?」 
井伊に耳打ちされる。 
家康「どこの馬の骨かわからぬだと? おのれ、そんな奴が我が陣営にいたと申すのか?」 
家康、地団駄踏む。(全員飛ぶ) 
家康「ええい、悔しや、悔しや。・・・いや、わしには、わしにはまだ心強き者がおる」
本多、井伊、名乗りながら登場。 

幸村対本多
幸村対井伊
幸村対本多・井伊


幸村、家康を追い込む。 
家康、諦めかける。 
そこへ忠明、登場。 

忠明「松平忠明(ただあきら)参上ッ」 

na「この日めでたくも誕生日を迎えたという極めて個人的情報はさておき・・・この若武者こそ灰燼と化した大坂を再興した家康の孫・松平忠明その人であった!」

幸村対忠明

鞭を使って翻弄。 


幸村「むむむ。そなた出来るな」 
忠明「そなたもなッ」 
二人、にじり寄る。 

淀殿「お待ちなされッ」 

秀頼、淀殿、薄田登場。 

秀頼「幸村、もう良い。もう良い」 
幸村、方膝をつき、拝礼。 
秀頼「そなたは十分に戦った。我ら豊臣の想いはしかと伝わったはずじゃ。大御所様」
家康、忠明に支えられながら立ち上がる。 
秀頼「これ以上ここで戦うてはハイハイタウンの営業のご迷惑になりましょう」 
家康「うむ。大阪発展のためにハイハイタウンは繁盛してもらわねば困る」 
秀頼「さればここは互いに矛をおさめ、ここにいる皆様の武運長久を祈るべきでござりましょう」
家康「そうじゃな・・・。うむ。のう忠明?」 
忠明「はい」 
薄田「されば・・・ここは勝鬨をされてはいかがでござりましょう」 
淀殿「うむ。それは良き思案じゃ。どうじゃな、幸村殿」 
幸村「承知仕りました」 
双方合図をして武者たち舞台の上、または横へ。 

薄田、勝鬨の説明。 
忠明「大坂の陣から四百年。そして更なる四百年の繁栄を祈り、勝鬨じゃッ」 
家康「えいえい」「おーーー」 
淀殿「えいえい」「おーーー」 
秀頼「えいえい」「おーーー」 
幸村、一歩前で槍を構える。 
幸村「いぃぃぃざぁぁぁぁぁッ」「おーーーーー」 

退場。












次週の大坂の陣はとにかくシリアスということで、この幸村博はコメディタッチに明るくしようということでシナリオを書きました。
家康さんの地団駄で武者全員飛ぶわ、正勝さんのどこの馬の骨かわからない武者が活躍するわ、自称十一歳(まつげが十一本)の阿梅や鞭だけで幸村さんを翻弄する忠明さん(この日誕生日)がいるわと、とても愉快な寸劇となりました^^
もちろんリアルひこにゃん(?)やアドリブ帝王(ほぼ一海の押し付け)の政宗さんも大活躍です^^
Bのんびりと^^








とにもかくにも。
まず第一弾は無事終了しました。終了後はひたすらのんびりと過ごし、いよいよ次週の大坂陣に向けてスタンバイです。
ハイハイタウンさんには手作り教室の部屋を提供していただいたり、今回のような楽しい場を作っていただき、感謝いたしております。もちろん戦国魂さんには大感謝です!

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